から300年前に沖縄から伝わってきた焼酎が、米作に向かない鹿児島と日南地方にて、さつまいもを原料とした焼酎にとって代わったことがルーツ。 芋焼酎とは、サツマイモ(鹿児島では「から芋」といいます)を主原料とした焼酎です。ほかの穀類に比べ、でんぷんの含有が少なく水分が多いため、腐敗も早く長期保存には適しません。そのため酒類の原料としては本来不向きであり、世界でも酒類の原料となっているのは、芋焼酎だけなのです。 新鮮な材料の確保、さらに徹底した選別作業が酒質の良否を決定づけるため、蔵元がサツマイモの主産地である鹿児島県・宮崎県南部に集中するのはそのためです。芋特有の芳醇(ほうじゅん)な香りと、まろやかで甘みのある味わいが一番の特徴で、麹(こうじ)や芋の種類を変えたさまざまな製品が出ています。 |
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